だいたい、感じてなんぼ

あらがわず、しなやかに。

なぜ、いつも正義は勝つのか真剣に考えてみた。

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ドラえもんアンパンマンも、強力な安定感がある。
ドラえもんの本当の敵は映画でしか登場しないし、映画「鉄人兵団」の時はまじでやられちゃうかと思ったし「ブリキの迷宮」はまじでこのまま出られないと思ったけど、毎度毎度必ず誰かが助けてくれた。
アンパンマンは最初に◯◯マンか◯◯丼が出てきた時点で見なくてもオチがわかってしまう。(どうせそれ食べて回復するんでしょ。最後にみんなで食べるんでしょ。)
 
安定感があるのはサザエさんも、ちびまる子ちゃんも同じだが、悪役(?)が花沢さんや藤木くん程度しかいないため、次回予告で『宇宙人の襲撃!』とかかなり振り切ったことしないと、あの平和な日常に激震を起こす日は決して訪れない。
 
ジャンプもサンデーも大抵が多少犠牲が出るものの、敵のいるマンガの最後は正義が勝ってしまう。
「どうせ勝つんでしょ」と思わせないためのけたたましい逆境の演出に、もしかしたら「こりゃ今度こそやばたん」と幾度となく惑わされた。その逆境具合で絶望感を味わうが、最後はだいたい「よかったねぇ。(ほっこり)」「よかったねぇ(涙)」「よかったねぇ!!」という安堵感を超える、満足感。そのよかったね具合がその作品の評価になる。
 
 
 
 

なぜいつも正義は勝ってしまうのか。

「正義は必ず勝つ」なんてそんな法則が世に存在するのであれば、毎回とんでもない逆境を考えるマンガ家を苦しめるだけじゃないか。とか言ってる私も、「悪」に勝って欲しいわけじゃない。でもなんで正義が必ず勝つのかがわからなかったので、「なぜだ!ノート」を開いた。
 
 
教育のため?
世に希望を与えるため?
夢を忘れないため?
少年誌の決まり?
 
 
スターウォーズNARUTOを見たときに、その理由が明らかになった。
なぜ悪は、いつも負けてしまうのか。
悪の負けパターンをまとめた。
 
 
 

「悪」は冷静そうに見えて超感情的

魂を売る代わりに、強大な力を手に入れる。
でも売っちゃうのって、過去の恐怖心が、己の弱い心が、そうさせちゃう。
真っ当に強くなることよりも、目的のためならって、近道っぽい悪からの手招きに応じてしまう。
そしてダークな感情を活力にして(さらに悪の組織がそれを利用して)、悪に染まってく。
 
そんなんじゃ大事なものを守れないのにね!
 
 

隙が出る

「脇が甘い!写真がブレる!!」と、見習いカメラマンなら怒られてしまうだろう。
脇に隙ができた時点で、いい仕事はできない。
それとまた同じで、感情的になると攻撃も大振りになって隙が出て、そこを狙われます。もう、自分も相手も見えてない。
そして大振りの際に「死ねぇ!!」て言うけど、「待てぇ!!」と同じくらい待たないし、死なない。
ダークな感情でいっぱいになると、周りが見えずに隙を見せて(脇を開いて)しまいます。
 
脇は急所ですからねぇ・・・。
 
 

正義が超冷静。

一緒に熱くなっていたかと思いきや、途中でだいたい瞑想状態になる。
「あれ・・・ここは?」「俺は・・・。」と、会心の一撃を喰らって、気を失っているうちに。
その瞬間、素敵なお告げをいただいて目が覚めた瞬間からブッダ並に冷静になり、悟りを開き、相手の動きが、敵の急所が、めっちゃ見える!!
 
 
 
悪「ぐわあああああ・・・・っ!!!」
 
 
 
 
 

結論

こうやってだいたい悪はやられてしまう。
ルーク・スカイウォーカーダースベーダーをぶっ飛ばす時に、NARUTOが悪いやつ倒したり、仲間を助ける度に、教えてくれました。
 
「悪」はとんでもない強い力を手に入れることができる。悪には悪なりに「守りたいもの」があったのかもしれない。でも、心が乱れた悪は、至極冷静な正義には勝てないんだ。
 
そして、正義は結局、エネルギー源が「愛」だから、負けないんだねぇ。
 
 
愛はいつだって、地球を救う。
 
愛をもとに、生きていたい。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ちなみに、私の中のアンハッピーエンドの代表作として映画『クローバーフィールド』があります。当時、映画館でアルバイトをしていてそれの上映後に清掃して回っていたら、ある席に入場チケットで2つ鶴が折ってありました。見ていた人はきっと、
 
暗闇で折り紙に夢中になるほど、つまらなかったんでしょうね。